ユナイテッド航空のマイルでANA国内線航空券を予約するとき気をつけたいこと

ユナイテッド航空のサイトで日本国内のフライト検索をすると、ANA系列の便で複数のルートが直航便だけではなく経由便もあがってきます。目的地方向に対して真逆だったり、目的地を通り過ぎたりしているのです。
ちょっと変わっていて面白い!視点を変えて使い方によってはお得度が増す可能性を感じました。
ユナイテッド航空とANAはアライアンスが同じなので、ユナイテッド航空のマイルでANAの便を特典航空券で利用することができます。
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ユナイテッド航空で日本国内の航空券を検索するとどうなるか
名古屋ー福岡の検索をしてみました。
名古屋から福岡に向かうのに、経由地が札幌と方角が真逆。一般的に経由地があると価格が下がるかと思いきや、これまた逆で高い!40分なんて遅延したらもう乗れないんじゃない?と思うようなルートも出てきました。
所要時間の短い順にすると、直航便も出てきます。
見ての通り、高額です。ユナイテッド航空でANAの航空券を買うことはないですよね。
ANAの国内線航空券を検索するとどうなるか
同日の名古屋ー福岡をANAで調べてみます。出てくるのは直航便のみです。
2019年2月19日時点で2019年5月13日のANA449便は、ANAで最安値は10,210円でした。
ユナイテッド航空の特典航空券でANA国内線を利用する
名古屋ー福岡は、マイレージプラス5,000マイルで発券できます。先ほどの検索結果から、スーパーバリューで直航便を利用した場合でも1マイル=2円以上の価値で使うことができます。
でも、経由地で滞在時間が長く取れたら、経由地を楽しむこともできて、5,000マイルの価値はもっと高くなりますよね!
名古屋ー沖縄は、本来ならマイレージプラス8,000マイルを必要としますが、福岡の経由地として沖縄で半日遊べてマイレージプラス5,000マイルで利用することは可能です!
同じ便の特典航空券をANAで手配すると、どれくらいのANAマイルが必要になるのか?
まず、国内線の特典航空券に経由地は出てきません。2区間の手配が必要になります。
ユナイテッドで5,000マイルのものが、ANAでは16,500マイル!
同じ便をANAで手配した場合にどれくらいの価格になるのか?気になって調べてみました。
最低価格のスーパーバリューの場合で、9,730円+9,020円=18,750円です。
ANAマイルは、ANAアメックスゴールドを持っていると、最大1マイル=1.6円でスカイコインと交換して使うことができます。
18,750円÷1.6≒11,718ANAマイル
初めからマイルで発券するより少ないマイル数にはなりますが、最大レートでスカイコインにできたとしても10,000マイル以上が必要になります。
同じ便をマイレージプラスなら5,000マイルで利用することができます。最低でも1マイル=3.75円で使える計算です。
搭乗日が近づくほど空席が少なくなって、航空券の価格はどうしても高くなります。
この航空券ではバリューの場合でも、35,130円+25,420円=60,550円です。
同じようにスカイコインで試算をしてみます。
60,550円÷1.6≒37,843ANAマイル
ANAで特典航空券を手配するのなら、初めからANAで16,500マイルの方が良いですよね。でもマイレージプラスなら5,000マイルですよ!この場合は、1マイル=12.11円で使える計算です。
ほとんどのポイントは1ポイント=1円ですが、マイルは使い方次第で価値を10倍以上にもすることができます。
マイレージプラスマイルは誰でも利用できる
ユナイテッド航空のマイル(マイレージプラス)は、利用者に制限がありません。家族はもちろん、友達でも使うことができ、貯めたマイルを会員以外だけで利用することもできます。
予約時にANAと紐付けをする
ユナイテッド航空の特典航空券を予約する場合、予約画面でスターアライアンスに加盟している航空会社のマイレージプログラムを選択することができます。
ユナイテッド航空でANA国内線航空券を手配するときは、ANAマイレージクラブのお客さま番号を紐付けしておくと便利です。
なぜこの紐付けをおすすめするかというと、同一予約なのに、ユナイテッド航空で発行される予約番号とANAで発行される予約番号は違うからです。
ANAで発行される予約番号は、ユナイテッド航空に電話で問い合わせると教えてもらえますが、予約時に紐付けをしておけば、ANAのアプリでトップページに予約番号が表示されるので、自分で確認ができます。
ユナイテッド航空でANA国内線を予約するとき、座席の指定はできません。しかし、予約時点で座席は確定されています。ANAの予約番号がわかると、指定された座席番号が事前にわかります。
指定された座席の変更は、ANAマイレージクラブに電話をすれば、可能な範囲で変更が可能です。残念ながら座席の変更ができなかった場合も、チェックイン時にリクエストすることは可能です。
もちろん、あらかじめ選択したい航空会社のマイレージプログラムに入会しておく必要があるので、ANAを選択するには、ANAマイレージクラブに入会しておく必要があります。ANAマイレージクラブのみ入会するのは無料できますが、ANAのマイルはポイントサイトの活用で貯めやすいので、ソラチカカードに入会するのもおすすめです。
国内線だけれど国際線
ユナイテッド航空の特典航空券で発券されたANA国内線は、ANAサイトで予約確認をするとき、国内線航空券の予約確認では確認ができません。
それは、特典航空券が国際線扱いになるからです。
予約確認は、国際線航空券の予約確認画面でANAの予約番号を入力すると確認をすることができます。
カード決済で間接的にマイルを貯める方法
SPGアメックスを持っていると、航空会社を決めず、必要なときに必要な分のマリオットボンヴォイポイント(ホテルポイント)を希望する航空会社のマイレージプログラムのマイルにすることができます。
SPGアメックスは、入会キャンペーンや継続特典で実質年会費無料が可能になるクレジットカードです。
カード決済で100円で3ポイントがたまり、貯まったホテルポイントを交換できる航空会社は40社以上あります。
そのなかでも、ユナイテッド航空は、マイル交換レートが他社より10%高いです。
まとめ
ユナイテッド航空のマイレージプラスは、ANAグループ便の日本国内線の特典航空券をお得に利用することができます。
使うマイルがどちらのマイルであっても、特典航空券を発券するときは、搭乗便を運行している方のマイレージプログラムと紐付けすると座席指定などで便利です。
貯めたポイントをANAのマイルにもユナイテッド航空のマイルにもしたい人には、SPGアメックスがおすすめです。